四季が変わると、旬の食材が変わる。
旬の食材が変わるから、お料理は変わる。
季節が変わるごとに、マンダリンポルトの厨房では、新しい「レシピ」が出来上がります。
「また4月なのに?」と思われる方が多いと思いますが、厨房の中では「夏」に向けての話が着々と進んでいます。
ただただ、料理長が決めるだけではありません。
みんなで相談しながら「創り上げる」レシピ。
―デザートには何を使う??
―シャーベット、夏は何がいいだろう??
そうやって、相談しながら、これからのレシピを考えている5人のシェフを見ていて、今日はふと、「それぞれの料理人としての思い」を聞いてみたくなりました。
まずは、料理人になって1年が経った金井シェフ。
日頃おうちでもお料理をする、根っからのお料理好きの金井シェフが、大切にしていること。
―「まかないのスープ、その温かさ」
マンダリンポルトのシェフはとてもまかないを大切にしてくれます。
私たち、働くスタッフの元気の源。であり、心落ち着く至福の時。スープの温かさ、確かに心に染みます。
続いては、料理人になって3年が経った藤井シェフ。
2009年に入り、新しい場所を任されて伸び盛りの藤井シェフが、大切にしていること。
―「料理人としての、バランス」
何かに特に秀でるよりも、フレンチも、デザートも、ケーキも、「早く、正確に、丁寧に」出来るオールマイティなシェフになりたいと、誰よりも力強く話してくれました。
続いて、マンダリンポルトに来てからはまだ日が浅いですが、料理人としては3年が経つ八田シェフ。
マンダリンポルトのウェディングケーキを担当している八田シェフが、大切にしていること。
―「ウェディングケーキ入刀の瞬間、その時の2人の表情を思い浮かべながらケーキを造ること」
だから、八田シェフはケーキの打ち合わせで、直接新郎新婦さんと話をします。
当日のエンドロールで、幸せそうにケーキ入刀をする画をみる瞬間が最高の喜びです。
続いては、料理人になって6年が経った速見シェフ。
料理人としての枠を超えて、いつも率先して私たちと一緒に結婚式の準備をしてくれる頼もしい速見シェフの大切にしていること。
―「お肉とお魚の火入れ」
料理人として、経験を沢山積んでも、とても難しい「火入れ」
これに、こだわり続けていたい。そう話します。
そんな4人の料理人は、この背中を見ています。
―まかないを大切にすること
―妥協なきオールマイティな料理人であること
―ケーキの仕上がりをオープンキッチンの中から瞬間まで見届けること
―食材を最大限活かす調理
共に働く料理長から、それぞれの料理人は見て、学んで、ぬすんで。。。。
「こうなりたい」と思い、仕事をしています。
でも、私はきっとそうして4人が働く姿が、また料理長を支えていると思うのです。
マンダリンポルトの厨房は5人そろって、5人の思いが重なって初めて、「その料理」が完成させているのだと思います。
きっと、メンバーが一人でも変われば、同じレシピでも、「その料理」は変わるのです。
このオードブルが、このお魚が、このお肉が、私たちの目の前に、あなたの目の前に運ばれてくるまでには、こんなに深いストーリーがあります。
厨房のスタッフは、口数は多くありません。
でも、とてもあつい思いを持った人たちの集まりです。
マンダリンポルトにお越しいただくすべての方へ、そんな思いを知っていただきたいです。
今日のブログ担当は、野村でした。
愛知県常滑市の結婚式場・ゲストハウス
マンダリンポルト
そんな料理長にコアラの着ぐるみを着せようとしたものです(笑)
また 食べにいきたいなー。
赤い自転車さん、コメントありがとうございます!
コアラの着ぐるみの後ろ姿もまた、いいものかもしれませんよ(笑)大切な後ろ姿です。
夏のフレンチもなかなかいい感じの仕上がりです。
なかなかレストランの予定がたたないのですが、恒例のあの行事は、今年も。。。。。近づいてきましたね。。。。